採用情報を非エンジニアでも更新できるようにする方法
採用サイトや企業サイトの採用ページは、応募状況や募集職種の変化に合わせて、比較的頻繁に更新が必要なコンテンツです。しかし実際の現場では、「更新のたびに制作会社に依頼している」「担当者がHTMLを触れず、修正に時間がかかる」といった悩みを抱えている人事・採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
採用情報は、鮮度が応募者への印象や応募数に直結する重要なコンテンツです。この記事では、専門知識がない担当者でも、自分たちの手でスムーズに更新できる仕組みを作るための考え方を紹介します。
なぜ採用情報は「更新のしやすさ」が特に重要なのか
情報の鮮度が応募数に影響する
「募集要項が更新されていない」「もう終了した採用イベントの案内がそのまま載っている」といった状態は、応募を検討している方に「この会社はきちんと運営されていないのでは」という印象を与えかねません。採用情報は、他のコンテンツ以上にタイムリーな更新が求められる領域です。
更新頻度が高いにもかかわらず、更新担当者はエンジニアではないことが多い
採用情報を実際に管理しているのは、多くの場合、人事・採用担当の方です。HTMLやCSSの知識を前提とした更新フローになっていると、些細な修正のたびに制作会社への依頼が発生し、スピード感のある情報発信ができなくなってしまいます。
更新しやすい採用ページを実現する設計の考え方
1. 募集職種ごとに「入力する項目」をあらかじめ決めておく
自由に文章を入力できる形式だと、担当者によって書き方や項目の粒度がバラついてしまい、後から見返した際に情報が整理されていない状態になりがちです。
あらかじめ「職種名」「雇用形態」「勤務地」「給与」「応募資格」「募集人数」といった項目を、入力欄として用意しておく(カスタムフィールド・カスタム投稿タイプとして設計しておく)ことで、担当者は用意された枠に情報を入力するだけで、デザインの整ったページを作成できるようになります。
2. 募集終了・掲載期間の管理をしやすくする
採用情報には「募集を締め切ったら、ページを非表示にしたい」「特定の期間だけ掲載したい」というニーズがよくあります。投稿の公開・非公開の切り替えや、掲載期間を予約できる仕組みをあらかじめ用意しておくことで、担当者は都度制作会社に依頼することなく、自分たちのタイミングで掲載・非掲載を管理できるようになります。
3. 過去の募集情報をアーカイブとして残せるようにする
募集が終了した求人情報を単に削除するのではなく、「募集終了」の表示に切り替えて残しておく設計にしておくと、過去にどのような採用活動を行ってきたかを社内で振り返りやすくなります。応募者側から見ても、過去の掲載実績が見える状態は、採用活動の透明性や企業の信頼感につながります。
4. 写真や社員インタビューを差し込みやすい構成にする
採用ページでは、テキストの募集要項だけでなく、社員インタビューやオフィスの様子といった写真・コンテンツを差し込みたい場面も多くあります。ブロックエディタの再利用可能な構成(定型のレイアウトパターン)をあらかじめ用意しておくと、担当者は写真とテキストを入れ替えるだけで、統一感のあるページを作成できます。
5. 入力例・注意事項を画面内に表示しておく
「給与はこの形式で入力してください」「写真はこのサイズを推奨します」といった注意事項を、入力欄の近くに補足として表示しておくことで、担当者がその都度マニュアルを確認しなくても、画面を見ながら迷わず入力できるようになります。
採用ページ特有の注意点
個人情報の取り扱いに配慮する
応募フォームを設置する場合、氏名・連絡先といった個人情報を扱うことになります。SSL化(常時https化)がされているか、プライバシーポリシーへのリンクが設置されているかなど、基本的な対策は必ず確認しておきましょう。
応募フォームの入力項目は必要最小限にする
応募のハードルを下げるためには、入力項目をできるだけシンプルにすることが重要です。項目が多すぎると、入力の途中で離脱されてしまう可能性が高まります。
スマートフォンでの見やすさを重視する
採用情報を探す方の多くは、スマートフォンから閲覧しています。文字の大きさや、応募ボタンの押しやすさなど、スマートフォン表示でのチェックは特に念入りに行いましょう。
運用体制もあわせて整えておく
管理画面の使いやすさを整えるのと同時に、次のような運用ルールも決めておくと、より安定した更新体制を築けます。
- 誰が、どのタイミングで採用情報を更新するかを決めておく:採用イベントの前後など、更新が集中しやすいタイミングを見越して担当者を決めておくと安心です。
- 募集終了時の対応フローを決めておく:募集人数に達した場合や、締め切りを迎えた場合に、誰がどのタイミングでページを非公開・募集終了表示に切り替えるかをあらかじめ決めておきましょう。
- 複数人で更新する場合は、権限を適切に分ける:採用ページの更新担当者に、サイト全体の設定を変更できる権限まで与える必要はありません。必要な範囲の権限に絞ることで、誤操作のリスクを減らせます。
まとめ
採用情報は、鮮度と正確さが応募者からの印象・応募数に直結する重要なコンテンツです。
- 募集職種ごとの入力項目をあらかじめ決めておく
- 募集終了・掲載期間の管理をしやすい仕組みにしておく
- 入力例や注意事項を画面内に表示し、迷わず更新できるようにする
- 更新の運用ルール(誰が、いつ、どう対応するか)も合わせて整備する
「制作会社に頼らないと更新できない」状態から、「自分たちのタイミングで、迷わず更新できる」状態に変えていくことが、採用活動のスピード感と、応募者に対する良い印象の両方につながります。
「採用ページの更新をもっとスムーズにしたい」「自社で更新できる仕組みに作り替えたい」という場合は、お気軽にお問い合わせください。